日本は年々、収入の格差が広がっています。サラリーマンの収入が低迷し、中流階級と呼ばれる過程が少なくなってきています。
雑誌『プレジデント』によると、ここ10年間のサラリーマンの給与は年収200万円以下の人は218万人増え、年収2,000万円以上の人は14.9万人増えているとのこと。
年々サラリーマンの給与は下がり、年収2,000万円以上のお金持ちと分類される人が増え続ける世の中…何だか不公平な感じがを受ける方いるかもしれませんが、この格差社会を生き抜くためには最低限やっておくべきことがあります。
まずは、「貯金」です。
どんなに少なくても1ヶ月1万でも良いので必ず使えない貯金として定期預金しましょう。
子供がいる家庭では、子供手当は定期預金に入れ、子供の大学の入学資金に当てるのが賢い選択です。年収600万円の家庭でも大学に通うお金がない家庭も続出しているので、将来を見据えて貯金をコツコツしておくことは格差社会で子供に学歴を与えるためにとても重要なことです。
更に、老後の貯蓄も忘れずに行いましょう。保険会社の老後貯蓄型の保険なら医療保険も備えられていて、効率良く老後のお金を貯められるでしょう。外資企業の保険は還付金が多かったりと利点もありますが、為替の動きで保険料が変わることもあるので日本の保険会社が良いでしょう。
次は、「節約」です。
うちの主人は平均年収の514万円より高いから安心なんてあなどらないで下さい。いつ不景気で大黒柱の勤める企業が倒産するか分からない時代ですし、大病で働けなくなるなんてこともあります。
節約が苦手な方は、お金を使う前に「消費・浪費・投資」か考えてお金を使ってみてはいかがでしょうか。話題の節約本では、必ず登場する節約するやり方で、毎日の食材の買い出しは消費、コンビニのちょこっと買い物は浪費、友人とのランチや飲み会は投資に分けるやり方です。
コンビニでの無駄遣いをなくし、友人との食事会は今後役立つだろうと考える分だけ参加するなど気を付けることで自然と無駄遣いが減っていきます。人気の節約本を参考に節約術を身に付けましょう。
次は、「大黒柱の副業」や「主婦のパート」です。
副業はマイナンバー制度により会社にバレやすくなったので、会社に確認することも必要かもしれません。また、会社がNGでも副業するならバレないように工夫することも大切です。給与明細のないような個人営業店で雇ってもらうのがベストでしょう。
また、専業主婦に徹することも大切ですが、家族で話し合い将来の貯蓄のために主婦が働くのも良い選択です。1時間800円のパートを子供が幼稚園や学校に行っている間の4時間、週5で働けば64,000円になります。全額貯金すれば年間で768,000円ですよ。
パートでも1年以上の雇用保険をかければ育児休業給付が認めらるので、出産8週間~子供が1歳になるまで給与の50%~67%もの育児休業給付金が受け取れます。育児休業給付は育児休暇を開始してから180日目までが67%なので、毎月64,000円稼いでいたのなら42,880円、181日目以降は50%なので32,000円支給されます。
妊娠中で働けなくても最低でも毎月32,000円の貯金ができると考えれば、主婦でもパートをして雇用保険を1年以上かけておくのが賢い選択ですよ。
少しでもお金を貯めたり節約する方法を選択し、この格差社会の中でも上手に生き抜く力を見に付けて行きましょう。どうにかなる精神は1番禁物ですよ。地道な貯金や節約の努力はいざという時、家族を救います。